ure

Architecture

くるみ

Project

ニュートラル

喫茶店のデザイン設計の依頼。

お店の運営について話を伺うと、クライアントオーナーはほとんどお店には立たたないということだった。
ある時は喫茶店になり、またある時は教室やギャラリー、演奏会場になったり。
いろんな方が活用し、お店の顔が日々変わっていく。
どんな表情にも変化でき、あらゆる特徴を受け止めることができるのがこの喫茶店の特徴なのかもしれない。

店名も、「喫茶くるみ」と計画されていたのが「くるみ」へとなった。

いろんな用途に使ってもらえるように、10坪程度ある空間の真ん中に、回遊できる大きなテーブルカウンターを作った。
囲むこともあるし、サーブ側とサービスを受ける側に分かれて使うこともある。

〇〇っぽいというようなカラーがあるとシェアスペースとしては使いにくいと考え、
最新、最先端ではないけれど、いろんな人に受け入れてもらえ、使ってもらえる場所となるよう
誰もがどこかで見たことがあるようなもので構成し、ニュートラルな雰囲気を作り出していった。

カウンターの脚は農業用ビニルハウスを作る材料と針葉樹合板で作られていたり、
椅子やスツールは昔ながらの事務用品を、張地を変えて使用している。

今後、さまざまな人が行き交う、自由で多様な場となっていくことを願う。

Team

Design_ure
Construction_エイコー商事
kitchen_厨房ラボ
Steel_賀茂クラフト
lighting_ENDO_Fujiko
Photo_ウリボー写真事務所 田頭義憲
Site_広島市

Story

金物

匂いのこと

解体

ご縁